Hunt A Killer Moon Summit Mystery Complete Box Set Special Edition Murder Mystery Game

タイトルは修正されましたが、「ダイブバーで殺人死を狩りましょう」じゃない。ダイブ・バーは被害者が経営していたバーの名前。「殺人死を狩りましょう」じゃなくて、Hunt a Killer（殺人犯を探し出せ）。殺人事件の資料（捜査資料、脅迫状、被害者のメモ、ダイヤル鍵付きのバッグ、etc）を元に、犯人（これの場合容疑者は4人）を当てるゲーム。行き詰まったら、メーカーのHPにヒントがあります。正解は同梱の封筒に入っています。日本語のタイトルは写真でも分かる通り、Hunt A Killerシリーズの『デス・アット・ザ・ダイヴ・バー』です。『ムーンサミット ミステリー コンプリートボックスセット』は、これと同じ様なゲームが7本入っています。米アマゾンから買いました（送料手数料込みで200ドルくらい）。追加）解いてみましたが、写真に不明瞭なものがあるのが不満だったものの、まあまあの内容だと思います。暗号解読が一つのポイントですが、それほどのものでもありません。2021年12月にアガサ・クリスティものの新作が出るので予約しました。===============================1930年代にDennis Wheatleyがプロットを提供してCrime Dossier（犯罪調査書類）というミステリーのシリーズ（Murder off Miami, Who Killed Robert Prentice?, The Malinsay Massacre, Here with the Clues! の4作）を出版しました。これは、A4判位の大きさで、事件の調書や証拠物件（タバコの吸殻、手紙、電報、etc）も収めたもので、最後に解答が封印されているというものです。1970年代にアメリカで復刻され（それを私も買いました。 Here with the Clues! だけオリジナルの中古版）、日本でも（証拠品は印刷だけど）翻訳が出版されました。さらに、同様のものが、『佐武と市捕物控 死やらく生』（1983年）とか和久峻三の『雨月荘殺人事件』（公判調書ファイル・ミステリー）（1988年）とかの形で世に出ています。シャーロック・ホームズものの実録（ドイルが書いたもの）に沿った形のものも出版されています（オリジナルは証拠品のレプリカ付き、復刻版は全て印刷）。望むのは、日本のアマゾンでもこれ以外のHunt A Killerシリーズを取り扱うようになって、もっと気軽に注文できるようになることです。さらに出来るならば、ゲームそのものを日本語化して欲しいですし、更に更に、日本でもこれに匹敵する様なゲームが作られるなら、それはもっと喜ばしいことになるでしょう。日本でも、これに近い推理ゲームを作っている所があります（購入もしています）が、それほど話題になっていない所を見れば、世間一般の感想は私と一緒なのでしょう。今の日本にも優秀なミステリ作家が大勢いるのですから、彼等の協力を仰いでこの様な作品を作るのはそんなに困難ではないと思います。